つい昨日かけ袋に入ったみかんをいただきました。かけ袋に入ったたみかんを初めて見たので、珍しく思って見ていたら包まれていたかけ袋が思いほか気になってしまいました。
こちらがみかんが包まれている状態。表側。袋を止めている袋上部、上に重ねられた方の袋の端には針金が入れ込んであり、このように最後に折るだけで袋が簡単に止まるようにできています。みかんも1本の木に多くの実がなるので、この1本の針金があるとなしとでは、袋がけ作業がきっとずいぶん変わるのでしょうね。
こちらが裏側。枝と葉っぱがでていますね。
開いて見る。
開いた状態の裏側をみるとみかんの枝がでるように、袋にあらかじめスリットが入っています。紙は薄いながらも丈夫そうで、ロウ引き加工のような防水加工が施されているようです。雨が降っても大丈夫なのでしょうね。
みかんを取り出しました。スリット以外にも裏側に窪みがありましたが、こちらは袋がけ作業をする際、紙を1枚ずつ取りやすいようにでしょうね。
袋下側にも簡単には破けないようにでしょうか。左右に切り込みがあります。また、よく見ると真ん中に空気が通る切り込みもありますね。こんなちょっとの切り込みでも、みかんが呼吸したり湿気が抜けたりする大事な切り込みなのだろうな。
上にも左右切り込みが入っているようですね。
小さな1つの袋に熟考されたデザインを垣間みたのでした。デザインの理由を紐解くように想像すると、思いがけない発見があり、面白いのです。よかったら身近なものについて想像してみてください。何気なく使っているものに、誰かが熟考したデザインの理由が発見できるかもしれません。
ちなみに中身のみかんですが、皮が柔らかく弾力があって、あまーく美味しかったです。
ごちそうさまでした!