足の下に地面のない恐ろしさに、耐えられないと感じたり、隣の家はどっちを「天」にして立っているのか気になったり、今日こそはこっちが東とわかったつもりになったり、うろうろきょろきょろしながら、こうしてこつこつと本を造りつづけていることで、十年たち、十五年たちして行くうちには、それが、土台石の一つぐらいにはなるだろう。床ができたら死んじゃった、ということになったとしても、それは止むを得ない
−「製本工房から」栃折久美子
最近はいろんな物事のことを考えては焦り、他のことが目についてまた焦り・・。
焦りの正体を垣間みた気がした昨日。
忘備録。