金銭出納帳 修理 昭和39年から代々使われている自治会の出納帳の修理をおこないました。 表紙のミゾ部分から裂けてしまい、補修するために貼られたセロハンテープがさらに劣化し剥がれてきている状態です。 今回は、見返しを切り離して表紙と本文に分け修理をおこないました。表紙はできるだけ元の状態のまま活かし、背の部分だけ同系色の布に差し替えて、元のタイトルを貼り込みました。中身の本文は損傷がなかったため特にいじりませんでしたが、今後の用途を考えて元々はついていなかった栞、花布を追加でつけています。 罫線もノンブルも、すべて活版印刷で刷られた出納帳です。まだページも多く残っているので、元気に使ってもらいたいですね。 約190×265mm 2020 repair