亡くなったお父さまの高校時代(昭和23年)以降を記録したアルバムの修理をご依頼いただきました。 写真だけをデジタル化して残すことも考えられたそうですが、アルバムに残されたお父さまの書き込みを大切にしたいという思いから、修理をお選びいただいたとのことでした。 拝見すると、表紙と中のアルバム部分が完全に外れており、表紙も一部はテープで繋ぎとめられている状態でした。 当初は、雰囲気の似た表紙で作りなおし、予算が許せば高校名などを箔押しをしたいというご希望でしたが、より本来の印象を残せる方法として、もとの表紙を再利用し接着する方法をご提案させていただきました。 また、表紙とアルバム部分をつなぐ「見返し」と呼ばれる紙は破れていたため、劣化した紙の色合いに近いものを選び、もとの雰囲気を損なわないよう配慮しました。 お客さまの声 自分なりに想像しておりましたが、それを上回る仕上がりに感動いたしました。 特に元のアルバムの雰囲気が残っていることが嬉しくて、校章や学校名の箔押しをそのままにして良かったと改めて思いました。 背布や住所録を貼った見返しの紙の色合いも気に入ってます。 今回の修理で、崩れる手前のアルバムを冊子として私の息子に繋ぐことができて、父も喜んでいると思います。 父の青春は戦中・後の厳しい時代でしたから、写真の中に映る時代背景を息子が読み取ってくれることを願っております。 本当にありがとうございました。 ▼ 制作動画 2024 repair, album 制作物一覧へ 修理の流れについて 前の記事へ 次の記事へ