釣日誌 ②
依頼してくださった方の、亡くなったお父さまが大学ノートに綴った釣りの日誌の修理をおこないました。
6冊あるうちの1冊で、こちらは2冊目。昭和38年から41年に記載されたものです。
「釣日誌2」は裏表紙の製本テープの切れ目の部分で表紙がぱっくり割れています。今回は釣日誌①と同様、表紙を補強もかねて紙を裏打ちし、背に元々の接着剤のうえから、新しい接着剤がつかないことから、一度背に貼りついた接着剤を落とすため、解体のち無線綴じし直しとしました。
端紙でご自身でこしらえたふせんがボロボロの状態でしたが、あまり直しすぎないよう、今回はいまにもとれてしまいそうな一部のふせんのみ修理を行いました。
修理を行いながら、なんと、ページの間から時を経てかつて使っていたであろう?!釣針がでてきましたよ・・!
これは、またのちほど。
約178×252mm
無線綴じ
2021