だぶだぶ
1970年代の絵本の修理兼改装を行いました。
何度も愛読されたのか、背(表紙と裏表紙をつないでいるタイトル部分)はやぶれており、かろうじて残った背はいまにも取れてしまいそうな状態でした。背がやぶれてからも読まれていたのか、中身の本文も一部破れ、そこからさらに広がって破れていきそうになっていました。
絵本に書かれた落書きは、その本の持つ歴史として残し、また何年も読むことができるよう、破れそうになっている部分の補強と、表紙の芯材もヨレヨレになっていたため、接着された表紙を剥がし、新しい芯材に取り替え元の表紙を貼りこむことで、元の表紙を活かしたまましっかり丈夫に生まれ変わりました。
269×194 mm
- 角背上製本
- タイトル白箔
2019